日々の制作, 未分類

アクリルの絵の具箱。製作中の作品は今は秘密です

透明水彩と並行して、アクリル絵の具や水性塗料でも作品を作っています。

今120号の作品を秋に向けて作っています。早いですが、締切を気にしたり納得いかないところで終わらせる羽目になるのが嫌で、なるべく早くから手をつけてます。コロナ禍で出来た時間を使って制作しているので余裕はあります。それでも手間のかかる手法で進めているので、ようやくゴールが見えてきたところです。

アクリル絵の具は便利です。油絵のようにグイグイ描き進めていけて、なにより乾燥が早いのが特徴です。また紙に描いてガッシュ(不透明水彩)のような表現も出来ます。乾燥すれば耐水性があって長持ちし、キャンバスでも紙でもパネルでも、またそれ以外でも素材を選ばずに描くことが出来ます。

始めやすいというのも良いところです。絵の具の他に水さえあれば硬さを調整したり筆をあらったり出来る手軽さもあります。

逆にデメリットとしては、油絵のように盛って描いても乾燥するとペタッと薄くなってしまうこと、乾燥するとツヤが引けて鮮やかさがないマットな色合いになりがちなことがあります。どちらも工夫次第で回避することができますが、油絵だと直感的に出来たことがアクリルだと計画立てて進めなければならなくなります。

油絵に慣れていると絵の具に混乱するかもしれません。例えば、油絵の具にシルバーホワイト(鉛白)という色があります。古代からある絵の具で、この絵具は強固で乾燥が早く亀裂が起きにくいとても良い油絵の具ですが、アクリルや水性塗料には存在しません。アルカリに弱かったり粒子とメディウム(接着剤)の相性が合わなかったりするので、水彩やアクリルには不向きなためです。このように、同じ顔料でも油彩と水彩で性質そのものが違うことがあり、同じ名前同じ顔料でも違う印象になることは多いです。

アクリル絵画を始めたい方、上手くいかず困ってる方、相談に乗れると思いますのでご連絡ください。

水彩画

水彩紙ブロックの使い方

水彩紙の種類は、スケッチブックタイプ、1枚ずつ裁断されたもの、そしてブロックタイプがあります。特にブロックタイプはおすすめです。

スケッチブックはお手軽ですが、紙の反りやたわみが出てしまいます。額装して仕上げるとなると少し心もとないですね。裁断されたもの(水彩紙単体)の場合、水張りをしますが慣れが必要で、時間もかかります。ブロック紙は水張り不要で反りやたわみも出にくく便利です。

ブロックは水彩紙の端が糊付けされています。丈夫な台紙も一緒です。描き終わったら、糊がついていないところにペインティングナイフなどを差し込み剥がします。

このまま使っていると台紙から紙がまるごと剥がれてしまうことがあります。


日々の制作

「ダニエル・スミス」の効果

水彩画を描く人は誰でも、水彩画らしい効果を絵の中に活かしたいと思って描くことでしょう。

水彩画はにじみやぼけ、ムラに特徴があり、そういう効果を狙ったテクニックは多いです。ウェット・イン・ウェット、バックラン、ソルト、グラニュエーション…どれも美しいにじみを生み出す技術です。難しいものから簡単なものまでありますが、中でも「グラニュエーション(粒状化)」はちょっと特殊です。

水分を多く含ませた紙に描くと、絵の具が粒状に集まってざらりとしたムラができることがあります。それが「グラニュエーション(粒状化)」なわけですが、要は絵の具の材料によって起きることなので、絵の具によっては全く起こりません。粒状化しやすいかどうかは、絵の具に小さく記載されていることがあるので、それを確認し、試すほかはありません。逆になめらかに仕上げたい場所にうっかり粒状化する絵の具を使うと残念なことになるので注意が必要です。

ところがダニエル・スミスの水彩絵の具を使うと簡単に粒状化が出来て分離が起こるという話を知り、早速試してみました。聞き慣れないメーカーですが、最近流通し始めたばかりのようで、普通の画材店では取り扱いがほとんどありません。アマゾン楽天では入手可能。