紙の裏表について
紙の裏表はツルツルしてる面が表?ザラザラが表?どちらなのでしょうか。
これは紙の種類によっても違います。
ツルツルとザラザラ、表はどっち?
画用紙の場合
一般的にザラザラした面が表となります。サイジング(にじみどめ)が施され、毛羽立ちにくいようになっています。そのため、裏面(ツルツル面)で消しゴムをかけると毛羽立ちやすく、表面を使うようにしてください。
表紙の文字で判断して横向きなら左綴じになるように置き、開いたページが表になるので、両面表紙の場合は参考にしてください。その置き方で「ツルツル面」がくるようなら、もしかしたらケント紙のスケッチブックなのかもしれません。
ケント紙の場合
ツルツル面が表になります。もともと製図用紙で、画用紙よりも緻密な鉛筆、ペンを想定しているためです。ツルツル面を利用しましょう。
水彩紙の場合
ザラザラ面が表になります。ただしサイジングによる性能差は無いため、水彩画を描く際は表面、裏面どちらであっても構いません。緻密に描きたいならよりツルツルの面を、ドライブラシ(かすれた感じを利用した描法)や絵の具のグラニュエーション(絵の具の凝集ムラ)を活かしたい場合は荒目が適しているでしょう。
手元に望んだ紙質を用意出来なかった場合は敢えて裏を使ってみるのも良いでしょう。手元に中荒の紙しかないけれど細かい目を使いたいなら裏面を使う、などです。
和紙の場合
ツルツル面が表になります。書では筆ののりも良くなりますから、基本的にはツルツル側の表面を使います。
印刷用紙の場合
ツルツル面が表になります。ツルツル面が機械による印刷用インクののりが良いため、ザラザラ面は不向きです。
ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません