うちねこがいえでするとき
絵本のご紹介です。「うちねこがいえでするとき」作・井川拓+絵・北村愛子 です。
うちねこが旅するかわいい物語としてスッと読めますが、二度目にこれは人間の話では?と思って読むとまた違った印象になりました。時間をおいて開いてみたくなる本です。
井川拓さんは児童文学の作家であり、また映像制作集団「空族」で脚本を手掛けたこともある夭折の作家さんです。シンプルな話でありながら、不思議な読後感があって文学的な匂いを感じさせます。
絵は北村愛子さん。優しい色合いで、猫は北村さんが20年ともに暮らしたさくらちゃんがモデルになっています。どのカットを見ても愛おしい眼差しが伝わってきます。
絵本というと、フンワリした絵とか、シンプルで力強い絵が多いのではないでしょうか。そういう絵も良いのですが、北村さんの絵は柔らかいタッチや色調の中にしっかりとした誠実な線があります。優しい絵の奥に確かな力量を感じます。
こちらの本はなかなか流通していないようですが、アトリエあさま台においてありますので、手にとって見ていただくことができます。また少部数ですがお求めいただくことも可能です。是非ご連絡ください。
うちねこがいえでするとき 作・井川拓 絵・北村愛子 |
限定ポストカード付き(8枚) |
価格:\3,500 (税別) |
ご購入方法:吉祥寺美術学院メールフォーム(トップページ下部にあります)よりお問い合わせください。 →吉祥寺美術学院 ※アトリエあさま台でも少部数取り扱ってます |
北村愛子さんへの絵の依頼等のお問い合わせも同じく吉祥寺美術学院、またはアトリエあさま台へご連絡いただければお取次ぎ致します。
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