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使える骨董品、Firekingの魅力

FirekingのDハンドルというタイプのマグをほぼコンプリート。主に1950年代~60年代のアメリカ製のマグカップ。これくらいのものはアメリカではアンティークと言わないそうで、コレクタブルと言うのだそうだ。アンティークは100年以上経ったものなんだとか。

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日本でもコレクターは多く、市場が充実しててネットでも集めやすく値段も手頃。工業製品だしね。高いのでも一万円前後かな。この中には一万円を超えた買い物はありません。

見ての通りいかにもアメリカらしい無骨で素朴。繊細さは無いよね(笑)

実際、見たまんま丈夫で、レンジもオーブンもOK。ちょっとやそっとで割れることもなさそうです。

そんな手頃さと丈夫さもあって、普段使いできる骨董品というところも魅力の一つです。肉厚なので見た目ほどの容量は無いので使うならその点注意が必要かもです。200ccは入るよ。

ジェダイ

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英語ではジェダイト(Jade-ite)=翡翠のような色なのでそう呼ばれてますが日本ではジェダイと呼び習わされています。最もFirekingらしい色で、最も古くからあるものです。

バリエーションも多く異型が何種類かあり、実は一番高価なものもこのタイプの色です。

もちろんこれは最も平凡なもの。良い状態のものでも入手しやすいです。

普通のものは3000円~5000円くらいで入手できるのが現在の相場というところでしょうか。

長女の普段使いになっています。


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これは品数も多く手に入れやすく、状態が良いものでも安いです。運がよければ千円からでも手に入るかも。

よく言えばシンプル、しかしちょっと飽きるかも。数を揃えるにはいいかもしれません。


アイボリー

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白と似てますがアイボリーは白とはいろいろ違います。白はバリエーションがありませんがアイボリーは形状のバリエーションがいくつかあり、フラットボトム(底が平らな)タイプなどがあります。色の濃さにも何パターンかあるようです。初期~50年代に製造されたものが中心でしょう。珍しい形のものは非常に高価なものもあります。

普通のものなら値段もまずまず。数もあるようで、そんなに高くなく探しやすいんじゃないでしょうか。


フィルビー(サファイアブルー)

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これはちょっと特殊。まず形状が違います。底がプレート状になっており、フラット。Firekingといえば底に刻印があり、それで製造年を判断したりするのですがこのタイプには刻印の無いものが多いです。また刻印のあるものも、透明なので内側から読めるよう鏡像で押されてたりします。Dハンドルマグは普通表面に凹凸はないのに、これだけはフィルビーと呼ばれるエンボス模様があります。

製造年も最古クラスで40年代、値段もちょっと張って9000円~一万五千円くらいが相場かな?

模様が無くて、このシルエットで色がアイボリーかジェダイのものが、Dハンドルで最も珍重されるものになります。値段も相場が三万円台と最高クラス。

コレクション品として最高レベルが3万円台とか、高い部類のものではないでしょうね。工業製品だしね。

ターコイズ

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ミルクガラスらしい何とも言えない柔らかい色合いの青。市場で人気があるのもうなずけるところ。

製造時期も初期に生産されたものになるのでそこそこ希少で相場としてもそれなりに高め。状態にもよりますが8000円~9000円前後でしょうか。

以上がプレーンなもの。これら以外は「カラー」となります。白をベースに表面を塗装したものになります。


イエロー

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表面を塗装したものの中でもこの黄色や山吹、茶色、緑などは後年(と言っても60年代)に製造されたもの。

形状も見て触ると初期のものとは印象が違います。ぼってりと肉厚だったガラスは若干薄くスッキリした感じに見える。しかし古いもののほうが縁の丸みがあり口当たりが良く、後年のもののほうが角があったりバリのような継ぎ目が目立つ印象です。

合理性と効率で、そうなっていったんでしょうね。

こういったものを見て不思議に感じたり思うところがあるのが、時が進むにつれモノがよくなるとは限らない、ということ。vespaもそうだ。後代のものは合理的に無駄が省かれる反面、失うものもある。仏像なんかもそうだよね。後年技巧的になるにつれ神々しさが薄れていったりね。

この黄色は私の普段使い。


ピンク

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カラーのマグというのは50年代のものも60年代のものも相場的には似たり寄ったりで3000円~4000円くらいでしょうか。

ただこのピンクだけは別格で、5000円~8000円くらいが相場でしょう。人気があって、ターコイズやフィルビー以上に市場に出回っていない。

ミルクガラスらしい柔らかい赤でこの美しさは確かに人気がでるのもよくわかります。赤系って少ないですし。

これは妻の普段使い。製造は50年代。


ピーチラスター

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カラーの中でもこれだけは内側も外と同じように塗装してあります。質感も違っていて金属のような光沢のオレンジ。らしからぬ風貌でちょっと異質。

50年代のものでそこそこ古いのですが、状態の良いものが普通のカラーと同じ程度の相場で、割と流通しています。人気が無いんでしょうね。

これは次女の普段使い。


茶色

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珍しいタイプではないのだけども、これはあまりの状態のよさ、綺麗さに驚いた一品。ネットで入手しました。

手に入れた半分ほどはネットで購入し満足のいくものでしたが、たまに失敗もあります。失敗からは学ぶことがありますね…

そんなこんなを経て今はこんな感じで判断してます。

★こんなところで買いたい
・扱っているFirekingの点数が多いところ
・アップしている写真が多い
・(もしジェダイや白を扱ってたら)写真の色が正しい
 →白、と書いてあるのに写真はほとんど青いとか、ジェダイと書いてあるのにかけ離れた色の写真が上がってるとかそういうところは避けたい
・商品の等級を細かくつけている
・キズや製造上のムラ、ガラスのシワなどを細かく書いてある
 →Firekingは製造上や搬送上の問題もあって、ガラスの練りシワや塗りムラ、こすれた跡とか細かい何かがあって当たり前で、つぶさに見れば何かあるのが普通。むしろ何もないです美品です、はデッドストック品であろうともありえない。ちゃんと説明があるほうが安心。それ以上の問題は無いということだろうし。

★こういうところは避けたい
・掲載写真が少ない
・ヤフオクの個人出品や、洋物雑貨店の一部で取り扱いが少ない店

些細な安さを求めて読めない取引をするよりある程度ちゃんとした店で買ったほうが良いよ。値段差なんてたかが知れてますから。


他のカラーDハンドル

ターコイズ(カラー)
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山吹
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モーヴ(赤紫)
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深緑
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