MetLog

2011年01月03日

ブログを書くようになった理由、書かなくなった理由

「ホームページ」が「個人サイト」になる頃、僕らはとほほのWWW入門にたどり着き「HTML」「タグ打ち」なんてことをやってたけどもやがて卒業して「CSS」の門を叩いたさ。

インチキ臭く安っぽいHTMLタグ打ちのフォントいじりサイトから、洗練され上品なCSSをキチンと使ったサイトに惹かれましたよ。タグ打ちではない。マークアップするんだ。小手先で飾るんじゃなく内容と構造を一致させるんだ。ごく簡単なHTMLの説明では目から鱗が落ちた。PC Tipsでは先の「とほほの…」はケチョンケチョンで、まるで自分が非難されてるようで青くなった。うわべでは同じように「とほほ」を馬鹿にしながら急いで自分のサイトを見直したり。そして、たどり着けそうもない先にW3Cがありました。だってそんな正確なものなんて書けそうに思えなかったから。

HTMLによるむりやりなコントロールからCSSでデザインした「正しい」ものに書きなおし、手を入れ意匠も凝り、洗練されたインターフェイスを目指したよ。

そんな時、いくつかの不思議なサイトに驚いた。複雑なCSSで三段組、細かい文字、精緻で動的なリンク関係。バランスの取れた色調とレイアウト、そしてW3C準拠。カレンダーを付いてるだけでも大変だと思っていたのに。作ったのは専門のプロで法人サイトかと思えば個人。で、割とくだらない内容だったり。つまりそれがブログ。

飛びついて自分も書き始めてみました。これはすごい。面白い。簡単に書いて思い通りの形で残せる。夢中で書き始めた。けれど、気楽に、というわけにはいかなかった。

気楽に書く人もいたけれども自分はそうは出来なかった。何故だろう?

書くなら書くだけの責任があり、何か言うならそれなりに調べたり裏を取ったりは必要だと考えた。何か言うなら最低でも基本的な事はWikipediaに目を通したりGoogleで検索してざっと見るのは当然。「ググレカス」から「ちゃんと自分で調べたのか?それ違うし」「それはあなたの単純な思い込み」みたいな罵声は常にネットにあったから。そして書く途中で自分の誤りに気がつくことも多かったから、より一層「あらかじめ調べないと」と思うようになった。

画像も可能ならつけたい。付ければ見やすくもなるし分かりやすくもなる。言葉で説明の難しいことも写真なら一発ということも。写真による説得力というのは千字に勝る。

そうなると、可能なかぎり画像もつけねば。となった。

そうこうするうち、ぶっちゃけ、足の重いものになっていったよ。

要は、重いんだよね。

あれを書こう。…

と思っても書くうちに折れて止めてしまう。

やがて「あれを書こう」と思っても書く前に止めてしまうようになる。そんなことが増えていき、書く量が減っていったんだよね。

そんなタイミングでtwitterに魅力を感じてシフトしたんだよね。裏をとらなくても、細かく説明しなくても、一言だけ。ブログ以前の「個人サイト」の頃はそんなもんだったでしょ?量も少なくパッと思ったことだけ。詰めれば一言二言で十分。実は「出版(publish)」までは必要ない。「つぶやき」でいい。そうしてシフトしていった人って自分だけではないんじゃないかな。

別に「ブログ古い」「これからはtwitter」みたいなことじゃないんだよね。ブログはブログで必要だと感じてるし、ちゃんと書き残したいことはブログに書きたい、とは今も思ってるし。

2011年01月09日

永遠よりも目立ちたい

ネットで自分のサイトをつくって。一国一城の主のような気もしてたけど、でも結局は間借り人。母体のサーバが消えれば放浪するしかない。安定的に見えたgeocitiesも安定的ではなく、大手であったり大企業が母体であったりしても長続きするとは限らない。誠実な雰囲気の中規模、小規模、個人運営であっても同じ。長続きするかどうかはなんとも分からない。全く読めない。

振り返って、逆によく続いてるなと思うのが企業でははてなで個人ではネットワーク利用技術研究会。誰がDoblogやinfoseekより長く続くなんて思ったろう?そういえばVOXも終わったなぁ…

自分が飽きて止めるか死ぬかするなら致し方ないにしても、それ以外の要因で頓挫することが圧倒的に多い。

サーバを引っ越すとなると処理が面倒なのはもちろん抜け落ちる情報も多くなったり。自分だけではない。他の人にも迷惑だろう。

サーバを変えればurlアドレスが変わる。urlが変わればリンクも変わる。見知らぬどこかでリンクの切れた文書が音もなく発生するのだ。自分の被リンクを全て把握するのは困難で、それを書きなおして貰うことは事実上不可能。アドレスは変えないほうがいいのだ。ブログにはパーマリンクがあるけど、それは恒久的なリンク、という意味。管理者は可能であればそう目指すべきであろう。

クールなURIは変わらない -- Style Guide for Online Hypertext

となると、答は一つしか無い。特定のサーバサービスに依存しないで、独自にドメインを取って運営する。レンタルサーバのサービスより若干手間はかかるけども、同じアドレスは維持し続けることができる。

独自にドメインを取ると、安定した運営が出来るだけではない。短い、好みのURLを取得でき、デザインや容量その他の自由度は増し、Googleなどの検索順位でも有利に働く(はず)。僅かなドメイン維持費はかかるけどそれ以上の価値があるのだ。


ある日友人と、ブログは何がいいか、って話になって。

自分は「独自ドメイン取得して運営、たとえばMTとか」だろうねやっぱり。と言って利点を説いても反応は今ひとつ。

「だってそれはつまり、例えば普通にプロバイダの無料サーバと一緒でしょ?アクセス的には」

まぁそうだね。

「はてなダイアリーならもっとアクセスが集まるじゃん!反応も返って来やすいし」

そこかい!

そこからは別の友人も交えてドリコムが集まるいやどこがアクセスが集まりやすいなんて会話を醒めた目で見てました。


思えば、昔からいましたよそういう人。あまり面白くもない侍魂の劣化コピーのようなサイトをつくって全力で宣伝しまくってる人とかさ。サイト紹介掲示板、ランキングサイト、そういうところで主張しまくって。「こんな面白いオレのサイトは人に知られてないから人気がないんだ、もっと広く知ってもらえればみんな殺到!」とでもおもってたんでしょうね。

それってどうなの?少しインターネット舐めすぎ。特に宣伝に力を入れなくても面白ければわりと簡単に発見され注目されるものだし。それに、冷静に逆を考えてみて欲しい、目立つほど需要のないもの面白くないものを無理矢理見せられる側のことを。ここは一つ、ネットを信頼して需要と供給のバランスに任せてみてはどうだい?見たい人があれば届くさ。みたい人が多ければアクセスが増えるさ。そうでなければ、そうでなかったということを理解すればいい。

そして姿を変えてやっぱりブログサービス選びにもそういう「目立ちたい魂」にも現れたし、サービス提供者側も心得たもので目立ちたい魂に答えるべくより「目立ちやすいですよ」という仕掛けを仕込んであったりはする。

でもね、それも目糞鼻糞ですよ。数字の上で若干多くみえたところで、それなりの内容が無ければさしてアクセス増えないことには変りないし、ちゃんと見てくれてる人の数なんて、サービスの種類が違ったくらいで変わったりしませんって。自分が見る側に立って考えてみてくださいよ。はてなだったら見るけど同じサイトがFC2なら見なかった?そんな訳ないよね。

で、結局そういう人の姿は今に至るまで居て。

twitterなんかにわざわざ長文分割して書いていったり。挙句にそれを自分で集めてTogetter でまとめたり。長文書きたいなら初めからブログに書けよと。そのリンク貼ればいいでしょ。

ネットの話題からはちょっと離れるけど自費出版トラブルなんかも同根の病理かなとも思うんですよね。読みたくもない本を売れって言われてもね。

asahi.com:自費出版でトラブル相次ぐ「本屋に並ぶと思ったのに」 - 文化一般 - 文化・芸能

2011年01月16日

twitterは間違いなくブログ

たまにマスメディアがtwitterを形容するとき「ミニブログ」と説明することがあるけども、それに違和感を表明する人もいたり。自分は逆に「いやtwitterこそブログなんだけどな」と思うのだけどもブログの定義が違うんだろう。

かつてブログが登場した頃、驚いたのはその正しさでした。W3Cに準拠した正確な記述。それはつまり「インターネットでのサイト構築の正しいあり方」を指し示すということでもあったわけです。かっちりとした個別のリンク(パーマリンク)に対応し、それぞれ独立して、永続性を目指すものであったわけです。永続性って理念ってだけだとしてもね。

てな話は最近書いたような気がする→MetLog:永遠よりも目立ちたい

その流れでいくなら「ブログ」を名乗るサービスはやはり個別リンクの永続性を目指すべきで、ユーザーのエントリを勝手に削除せず個別urlを変更することなく守ろうとすべきだろうし、各社のサービスは実際そうだと思います。勝手に古い順に削除するようなブログサービスってあったかな?

でもってtwitter。たしかに古いログや目立たないログ、RTもされてないログなんかは探すのは大変ってことはあるかもしれないけども、どんなに古くても実は残ってる。個別urlも固定で勝手に変更になったりはしていない。ユーザーが自ら削除しない限りはね。実はそんじょそこらのブログサービス以上に堅牢な実績があるんだよね。

使い勝手がよくて適当に書き飛ばせる印象から

「書いては流れるメディア」「その場その場で後に残らない」

なんて思われてそうだけども、全くそんなことはない。

それと文字制限が特徴的だけどもブログサービスで文字数制限のあるものも結構あるし写真枚数や写真サイズ、一日の転送量上限の決まってるものもあったよね。文字数制限がブログとの違いということにはならないですよ。

というわけで、twitterはブログらしいブログだと私は思ってます。

逆に、ログを500個または一ヶ月までしか保存しない「アメーバなう」とかツラだけ似せたバッタモノ、根底から全く別のものとしか思えないです。

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