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マイ・フェア・レディ

自分の車や単車に女性名をつける人は多いようです。

自分にそういった趣味はありませんが、男か女か、どちらかというとやっぱり女性だという気持ちはわかります。なんとなくね。

そういえば前に乗っていたロードスターも、助手席が女性の時に限ってイロイロと問題が出る車だったなぁ。女性が隣に座ることなんて滅多にないことだったというのに。


いつだったか、先輩が車を洗っているのを見てるときの話。

先輩「この車、なんて言うか知ってるかい?」

私「ゼットでしょ」

先輩「そう。フェアレディ・Z。で、フェアレディ、ってどういう意味か知ってるか?」

私「レディ、っていうくらいだから、ええと、婦人?の、何だろう?」

先輩「大体合ってるよ。貴婦人、な。で、なんでそんな名前か、分かるかい?」

私「んー、なんだろう?貴婦人のように美しい、とか?」

先輩「それもあるかもな。だけど正解は、乗りこなすのが難しいってことさ」

なるほど。そういうことか。暴れ馬のエンブレムの車も乗りこなすのは難しそうだし、そういうことだったのか。と納得してから、それが間違いだと気がつくまで10年以上がかかりました。

日産・フェアレディZ - Wikipediaによると

ブロードウェイミュージカルの『マイ・フェア・レディ』に感銘を受けた川又社長が、クルマにも洗練されてゆく美しさを求めた名前といわれる。

ということらしい。

ミュージカルにもなった「マイ・フェア・レディ」は下町の花売り娘を教育し社交界にデビューしても通用する貴婦人にする、というテーマを軸に展開する恋物語。

マイ・フェア・レディ - Wikipedia

貴婦人にまで育てるのはそうとうに大変なことでしょう。


貴婦人のように優雅なフォルムのスクーターもここ最近はご機嫌斜めで、乗れば雨が多く予報で晴れでも降ってくるような按配。

エンジンのかかりも悪く、停まることも多いのでした。一度停まるとエンジンをかけるのが大変で、キックしたり押しがけしたり5分ほど汗を流してやっとかかるという調子で。家まで10キロ以上あるところでどうにもエンジンがかからないことになって冷や汗をかいたこともありました。

で、この不調の原因がちょっとわからない。プラグを変えても症状は変わらず、いじれるところをいじってもちょっとやそっとでは分かりません。

で、うまいこと走れそうなタイミングのときにバイク屋さんに見てもらおうと持って行くとそういうときに限って絶好調で、何のために持ってきたか分からないような感じで家に帰りました。

しかしなんていうか、先生の前でだけ良い子のような態度というか、家に帰るとすぐにまた不調に。最後は通常走行中にエンスト、それっきりエンジンはかかりませんでした。一キロは押して帰りましたかね。

開けてみてもプラグは火花を散らし、エンジンもちゃんと回ってる。となると、原因はエンジンの流れる経路のどこかで詰まってるっていうこと?

週末にガソリンタンクをバイクから外しキャブレターを抜こうとしたものの、どんなに頑張っても抜けない。話や本やネットの情報を見ても、そんなに苦労して抜くようなところじゃないところで抜けなくなってにっちもさっちもいかず。抜けないパイプを抜こうとして肩の痛みは3日しても消えませんでした。

結局、引き取ってみてもらうことに。全く世話が焼けるマイフェアレディ。


ある夜電話がありました。発信元を見ると私の妻。

私「もしもし。あー、電話の内容、言わなくても分かるよ」

妻「え?何?」

私「バイクが盗まれたって言うんだろ?」

妻「そうよ。だいたい、鍵は掛けてたの?どこにおいてたの?」

私「鍵は×××(分かりやすいところ)に置いてたさ」

妻「なんでそんなところに置いておくの!はー… (ため息)」

私「だって、

妻「だってじゃないわよ。もう、

私「だってバイク屋さんがそこに置いてくれ、って。で、引き取ってもらったさ」

妻「は? それって…引き取ってもらったのね? 全くなんで先に言わないの?」

私「言わなかったっけ?(言ってない)」

妻「聞いてない」

私「聞かないからさ」

妻「もういいわかった」 ガチャ。

言わなかったのは、わざとです。ちょっとそういう反応を期待してました。予想したそのまんまでした。

からかって悪かったねマイフェアレディ。