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ガソリンとプラグの話、そしてトラブル

今日のツーリングで、昼食時はテーブルにまちまちに座ったわけですが、ふと気がつくと話の弾まない上花もない高年齢層男子テーブル。気も張らず気楽だし都合がいいといえば都合がいい。

それに加えてラッキーなことに、斜め向かいにショップのエンジニアAさんが座ったので面白い話が聞けました。

ガソリンの話

多少車の知識があっても案外知られて無いのがガソリンの違いについてです。ハイオクとレギュラー、という違いのことではありません。

どの店でも同じガソリンを売ってると思い勝ちだけども、実はかなり違うらしい。安さで売ってる新進のA店などは、少量の石油から、ガソリンの基準を満たすためにいろいろと添加剤を使って基準を満たしているとか。だから値段が安くても質がわるい、と。某車種では燃費が端的に違っているとか、ガソリンを変えるだけでトラブルが解決する場合もあるとか。

燃費が悪いだけならともかく、こういった不要な混ぜ物の多いガソリンを愛用した場合、カーボン(エンジンに付着する煤のこと)も溜まりやすく、エンジンも疲弊するので、値段につられてよくわからないガソリンスタンドで入れるよりも安心できるブランドを使うといいこともあるよ、というような話でした。

振り返ると今まで高い安いでしか見てなかったかも。安いなら安いなりの、高いなら高いなりの理由があることも、確かにありそうです。

いくつか名前が出てたのですが、覚えているのが、ガソリンスタンドでいうとエッソとかいいのでは?という話が出ていたような。

プラグの話

普通の、誰でもやるようなメンテナンスで扱うパーツの中でも、もっともデリケートな部品はプラグ(点火プラグ、以下プラグ)だろうという話。

焼き物と金属でできてるから古くても使えないってことはない、けども一度でも使えば熱とオイルにさらされて、保存して使うことはできない、という話。表面に酸化膜が出来て伝導性が低下するということもありそうです。

また、絶縁部分は陶器なので取り扱いには注意が必要とのこと。店では、一度でも落としたものはもう使わないのだとか。もっとも、製造時や輸送中の落下までは関知できないということも言ってましたが、それは仕方の無いところです。

それを聞いて私が

「ということは、座席下の小物入れにスペアのプラグを置くのはあまりよろしくないのでは?」

という質問を投げると、やはりプラグはウエス(ぼろ切れ)にでも包んでおいたほうがベター、とのこと。それやっとこう。

トラブル

今日のツーリングは、先頭と後尾にショップのエンジニアが随行し、トラブルには万全の体制です。私は何事もなかったのですが、中にはお世話になって難を逃れた方もいらしたようです。

帰路は、ショップ経由で帰ると遠回りになるため、途中から分流して近いルートで帰ることにしました。一人ではありません。私と同じ千葉方面のBさん。今回のツーリング、初参加の私には、年代も住所も近いBさんと親しくなれたので有難かったです。

途中、Bさんと別れる手前のマクドナルドでコーヒーを飲み雑談をし体を温め、もう道も分かるし遠くもないから安心ですよと一人走り出して数分も経たないうちのことです。

走行中に突然エンジンが動かなくなるというトラブル。道端に止めてキックスタートをかけますが、何度やってもかかりません。何かがおかしい。

まずはガソリンチェック。カットになってないか確認(ベスパはレバーでカットできる=ガソリンの流れを止める、長時間停止するときはやっておいたほうがいい)そこは問題ないようでした。ガソリン自体も、ガス欠になるような量でないことを確認。

なんで一人になった瞬間にこうなるかな。店の人はいない。Bさんも別れたばかり。夕闇の迫ったあたりには、店らしい店もなく人の気配なく車だけが勢いよく流れ、道の向こうに広がる広い畑からはかすかに糞尿の香りが漂うのみ。

音や状態から判断するに、ブレーキやクラッチ、ランプ類は無関係。エンジンも異変なさそう。な、気が。怪しいのは点火系っぽい。なんか嫌な予感。こういうときのテスト法が、本に書いてあったな。思い出してやってみよう。

仕方なく車載工具でプラグを外し、手に取ってみる。オイルまみれのわけでもなく乾ききってるわけでもなし。キャブレター関係ではなさそう。な、気が。

次に、プラグケーブルにプラグを挿して、プラグ外側の金属部分をエンジンのボルトにくっつけキックスタート。プラグに火花は散らない。プラグがダメなのか、もしくはプラグケーブルが断線してるかじゃないか。

今度は、同様にプラグの根っこをエンジンにくっつけ、別の端も本体の近くに寄せる。で、キックする。プラグと本体の間に小さな火花が飛ぶ。ということは、通電はしています。プラグがダメなんですな。

というと、まるでテキパキ作業を進めてるベテランのようですがそうではありません。どうせそんなに詳しくない素人、やれることも確認できることも限られてますから、それを一つずつやるしかないのです。迷う選択肢がないから迷わずできるのです。やるだけやってわからなければギブアップ。電話でショップのエンジニアに質問するなり、救援を呼ぶなり。でもやれるだけやらないうちは、ギブアップはまだ早い。

診断は、できてせいぜいこんなところ。治療となるともっとやることがない。数少ないやれることをまず実行。小物入れに入ったスペアのプラグを装着。昼の彼の言葉が頭をよぎります。大丈夫かな。スペアまで壊れてたらどうしよう。とか思いながらキック。動いた。

後で気がついたのですが、不具合のあったプラグはワイヤーと接するほうの電極がぐらついてました。

ついでに、たまにアイドリング時に不安定になるような挙動も無くなり(無くなった気がする)エンジンの動きもよくなった、ような気がします。

そういえば今回参考にもなった、整備に関する入門書。これ、いい本ですよ。ベスパオーナーならぜひ。

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↓この本もなかなか良書。

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コメント (2)

ツーリング、面白かったようで何より
早速のトラブル、これもまた旧車の味のうちー
そのうち、きっともっとスリリングな場面に遭遇する事間違い無し!ですねw
旧車ライフ、楽しんでくださーい

metro:

> もっとスリリングな場面

いやいやいやいや。それはちょっと勘弁してほしいなぁ…

今のところトラブルも、スライム級→バブルスライム級、といったところ。私のレベルに合わせて弱いトラブルから順に出ればいいんだけど、いきなりボス級のトラブルは来ないで欲しいな。

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