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過大評価する中年浪人

越えられない壁( ゚д゚):「自分を過大評価するおっさん急増」 30歳過ぎても就職せず司法試験や、絶対東大に行くと言う37歳など

こんな相談が、ある母親からあった。「41歳の息子が司法試験を受けなくなって引きこもった」。父親は業界では知られた弁護士だという。

ある男性は「どうしても東大に行く」と言って聞かない。すでに37歳だ。

開成高から早大に進学した長男が30歳を過ぎても就職せず、「司法試験を受ける」の一点張り。途方に暮れた父親の相談も、かつてあった。

元記事:livedoor ニュース - 「勝ち組教育」は5月に散る


大学生活の合間に僕はバイトをする。ビル清掃だ。友人に声を掛けられて始めたバイトだということもあって、同じ仲間には同じ大学の学生が多い。

学生以外のバイト仲間は、同年代のフリーターもいるけど一人髪の薄い三十過ぎの人がいる。休みの時間はなにやら法律関係の本を開いていることもあるので聞いてみると、司法浪人なんだそうで、あの難しい司法試験を受けるために頑張っているんだそうな。偉いなぁ。去年も、その前も受験したということらしい。それ以前のことは知らない。

それ以上は何も言わなかったけど、去年もその前も駄目で今年は受かるんだろうか?他人事ながらどうにも現実味がない。本人のことなんで口出しすることもないけど、ご両親は大変だなとか思ったり。あと、本人どこまで本気なんだろうと思ったり。

僕ら学生は代謝していく。川の流れのように。センパイは卒業して去り新入生はセンパイになり新たに後輩が入る。しかし彼は川の中洲の岩のようにそこに残ってる。


大学に通いながらするバイトは、いくつか掛け持ちが普通。ビル清掃なんかは臨時バイト。そのほかに定期的に、ラクで学生生活に支障の無いバイトをやったり。例えば、ビルの夜間管理人。ヒマな時(=大半の時間)は本を読むのも自由だ。僕はそんなバイトを始めた。そこのセンパイが、やはり司法浪人で歳は30歳は越えてる。具体的には聞いてないけど。なかなか立派なものだ。バイトをしながら勉強とは。もうすぐ司法試験だと言ってましたね。試験日はシフトを交代して私が管理室に入った。

数日して思い出した。そういえば司法試験はどうだったろう?彼に聞いてみよう。どうでしたか?と。彼はちょっと笑いながら答えた。

「いやぁ当日に熱だしちゃって、行けなかったんだ」

駄目だな。そう思ったよ。彼の一年は何のための一年だったのだろうか。本当に熱を出したのだとしても、それはそれでまるでなってないし、照れ隠しにそう嘘をついたのだとしても、その嘘は駄目だ(ちょっと上手く説明できないが)

その時も同じ疑問が。どれほど本気なんだろうかと。単にモラトリアム延長?それとも一発逆転人生を狙ってる?しかもどうも、首尾は良くないっぽい。受かるようにはとても思えない。たぶん来年も駄目なんじゃないかな(少なくとも僕がバイトをしている間は駄目だった)


彼女をデートに誘えないかと思案していたけども彼女には彼氏が居て、僕の希望は叶いそうにない。が、彼女は気さくで、友達として話しているだけでも楽しい。

そんな彼女の彼氏は何をやってる人なの?と聞くと「司法浪人」なんだそうな。えー!司法浪人!

「すごく勉強、頑張ってるの。私が応援しないとね。彼が合格したら結婚するんだ…」

彼女は無邪気に微笑み私は微妙に暗澹たる気分に。たぶん結婚できないよ。さすがに言わなかったけど。

尤も、彼が司法試験に受かったという話も聞かなかった代わりに彼女もまたそう何年も付き合うことも無かった。


さて以上の話は、僕の実際に見聞した体験談で、書き出せばキリが無くて他に医大浪人なんて人の話もありますが、実は全て20年以上前の話。格差社会なんて話も無い時代で、私が知らないだけでそんな話はもっと前からあるのかも。

何が言いたいかというと、そんな過大評価の中年野郎なんて昔から居たし何も今の時代に絡めるような話じゃないんじゃないかと。ゴロゴロ居たよ。観測地点にもよるとは思いますが。

そういう人が昔に比べて格段に増えたという話なら、もうちょっと根拠ある数値を示した上ででなければ、話にならないんじゃないかな。

あ、もちろんちゃんと合格している人もいるでしょうよ。しかし、ね。倍率の多いところってかなり水増しした層があるとは言えるよね。芸大もそうでした。受験者の多くが、合格線上で争っているわけではない。現代の世相とか関係なく実際そんなところなんじゃないかと。