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最高の鉛筆削り

子どもたち用に電動鉛筆削りを買ったのですが、大人はあまり欲しがらないかもしれません。場所と電源を用意するほど使わないということもあるでしょう。

たまに使うくらいなら、簡単な削り器で良いでしょう。小さくシンプルなタイプは削りカスを昔の除雪車のように吐き出す感じですが、カバーがついたタイプだと汚れにくくて便利。

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私が持っているのは、KUM社(ドイツ)の削り器です。芯の削り具合の調節がしやすく、なにより刃がいいのかな。プロの料理人のカツラ剥きのように繋がった削りカスが溜まっていく様が、いい。六角の鉛筆のカスはカーネーションの花びらのようにギザギザに波打ってます。ケース内にあらかじめスペアの刃が一組あるのも良いところ。

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削った姿も良い。携帯型削り器特有の寸詰まり感がない。

しかし所詮削り器。最高の鉛筆削りは、これ。これに敵うものなし。

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ただのカッターナイフ。元画学生としてはやはりコレに尽きます。筆圧や、書きかた、芯の硬軟に応じて自在に調整可能。

ちなみに絵を描くときは、このように芯は細く長めに削ります。

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鉛筆で絵を描く場合、ハッチングといってメッシュ状に線を重ねて濃淡や表情をつけるのですが、細く長くとがらせてると、シャープな線を長く引けます。シャッシャッシャッと平行線を引き、ある程度線が太くなったら鉛筆をくるっと回す。するとまたシャープな線が引ける。つまり描きながら研いでいく。

筆のように強弱はつけるものの、強い筆圧は使いません。濃さは筆圧ではなくシャープさで出す。こういう削り方はカッターナイフでないと無理だし、表現力持続力の高さは芯ホルダーなど比較にならないです。

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美術系受験生の頃を思い出します。HBやF、Hの鉛筆はそれぞれ1ダース以上研いで用意して。緊張してると芯が折れたり、ボーっとしてると芯が歪んだり。自分の心理状態をそれで自覚したりもしました。