書き順と字形
長女(5歳)がひらがなを書き始めています。というより大体ひらがなはOK,カタカナもぼちぼち書けています。
見ると「ほ」の字の右が「ま」になってます。
私「ほらここ、突き出ないように書くんだよ」
最低このくらいは教えとかないと、とは思うけども、あんまり細かい字形や書き順にこだわるのは気が進まないんですよね。いいじゃない書き順とか細かい字形とか。
私は、ちょっとした字の形や書き順がどうのという教育を受けてきた世代なのですが、本当に意味がなかったと思ってます。
筆より柔軟性のないペン書き文化のアルファベットには書き順がないんですよね。なのにアルファベットの書き順を細かく習った記憶がありますよ。アルファベットに書き順の数字と矢印が入ったテキストを使った記憶が。こんなの→ アルファベットの一般的な書き順
あれって偽文化だったんでしょうか。ちょっとだけ調べてみた。やっぱり偽文化っぽい。
アルファベットの書き順は、戦後英語を全国で教えはじめるときに、書き順が判らなければ教えられない、という教師の要請があったため、文部省が急遽決めたもので、それ以上の意味はありません。
上の回答者は出典として若林俊輔「英語教育の常識」(中京出版)を挙げていました。
小学生の低学年の頃だったと思いますが、子供の頃のこと。友人と書き取りの見せっこをしてるときだったか、ある字についての指摘をされたことがあります。私は小さいころから漢字には自信があったので少しむきになって反論しました。
私「この字のどこが間違ってると?いや合ってるでしょ?」
友人「いやここは突き出るんだよ。ちょっとだけ」
私「いや、突き出ない。そういう風に習うでしょ」
友人「ちょっとだけ出るんだって。良く見て。ホラここ」
そうして示した教科書の文字は「女」です。ノが横棒より出るという友人の主張。たぶんこのブログを読んでる人のフォントで「女」という字のノは横棒を突き出ていないことでしょう。が、友人の言うように教科書のフォントでは「女」の「ノ」は「一」を僅かに突き出しています。ココ。

教科書は、こんなにはっきりとした字体じゃなかったですね。微妙すぎる!明朝体の「一」の右端の、インクの溜まったような山と変わらないじゃないか。一って字を書くとき右に山を作る?作らないでしょう?
友人「でも出てるでしょ。ちょっとだけ」
確かにその通りです。うーん。でもテストでハッキリ出すとペケでしょ?全く出さないとそれもペケかな。釈然としないまま、この微妙な突き出方をやらないといけないのかと思ったものです。そんなこと知らなければ平和だったのかもしれませんが、知ってしまうと気になるものです。
ちなみに現在(1981年以降)はどっちでも良いと指導されてるようです。ネットで調べると「突き出ないが正解ですよ」という意見が今や多数派。突き出すような指導は『小学校指導要領』の「学年別漢字配当表」の字形
に厳格な態度、らしい。
参考:漢字Q&Aコーナー(大修館書店漢和辞典編集部)
漢字Q&A(その3) Q0101 「女」とい
う漢字の2画目は3画目の横棒より少し出す、と子供が教わってきたのですが、私は確か「出さない」と習ったと記憶しています。どちらが正しいのですか?
「女」といえば、書き順も納得がいきませんでした。「く」「ノ」「一」の順に書くわけですが、漢字は横棒からが基本じゃね?「大」とか「木」とか。不可解。おかしくね?「左」と「右」の書き順の違いくらい納得がいかない。それにバランスよく思ったように書きにくいということもあります。
まぁ百歩譲って「く」「ノ」「一」で良いとして。この書き順を思えば、ひらがなの「め」の元が「女」というのは自然な書き順、字の形ですが、カタカナの「メ」も元の字は「女」の下の部分。とするならカタカナの書き順(ノが先)というのは理にかなってない。そう思いませんか。
今はそんな教育はしてないのかもしれません。思えば私の子供のころはそういう時代だったのでしょうかね。女というのは理屈の通らない、不可解なものだ、と。





