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左利き矯正の是非とか炎上とか

私が誰かとスポーツを始めると、驚かれることがあります。

「あれ、左利きだったの?」

私は元々が左利きで、スポーツは今も左利きです。ボールを投げるのは左、腕力も左が強く、柔道をやるときの構えも左。でも鉛筆や箸を握るのは右、鋏も右。力の左手、技の右手って感じです。麻雀で牌を取るのは右だったり左だったり。で、厳しい人には怒られます(笑

そういえば「横澤彪のチャンネルGメン69」というサイトの左利きについてのエントリが炎上中らしいですね。

J-CAST テレビウォッチ : 国分太一くん、箸は右手で持とうよ

箸か。箸。箸ね。左手で、箸。うーん。箸自体は綺麗に持ってたんだろうか。

死んだ父が、箸の握りが微妙におかしかったらしい。私には良く分からないんですが、微妙に違う、と。そういうことを親族なり、母なりが指摘した場合は決まって不機嫌になるかキレるかしました。そんな父を大人気ないとは私は思いませんでした。そんなことを指摘するほうがどうかしている。大人なんだしもう直しようも無いんだし放っておけばいいのに。父も何度も何度も昔から言われたことだろう、言われなくても分かってるだろう、そういうことを今更あれこれ言われて不機嫌になるのは、分かる。私には、良く分かる。


左手で箸を持つのは私は気になりません。鏡像的に動作している分には特に気になりません。でも左手で字を書くのは気になります。非難する気はないけど、ダビンチのように鏡像として書くわけにはいかないですからね。左から右にインクを乗せて書く以上、左手で書けば手が汚れるだけでなく字も濁る。そこをどう書くか。つい見てしまいます。縦書きの文字を横向きに書く人、文字に対して回り込むようにして、上から字を書く人。右利きの書きかたそのままに左手で書く人。そういう工夫や経緯については、興味があるしその人の何かを表す一部なんだろうと思います。そしてそういう左利きの人を、少し羨ましく思います。

私は、元々左利きだったんですが右利きに矯正されました。社会に出て左手で箸を持ったり鋏を持つのはおかしいから、という母の方針でした。子供の時分に茶碗に盛られた大豆を、掴みにくいツルっとした竹の丸箸で空の茶碗に泣きながら移していきました。悪夢でありトラウマですよ。

思い出すと大学の友人が左利きで、スポーツだけでなくペンも箸も左でした。彼は天然キャラというか、おおらかな性格で些事を気にせず、何をやっても憎めない、誰からも好かれるような気の良いヤツでした。それに比べて自分はセコセコとした性格でイヤになるなと、何度となく思うことがありました。彼の性格はまさに、左利きの性格だなと、私は思ったものです。左利きだからあのような性格になる、という意味ではありません。些事を気にしないおおらかな環境で育ったんだな、と思ったんです。左利きを気にしない家族。それを許す環境。彼の左利きを直さなかったのはきっと正しかったんだろうなと思いました。

国分太一さんの魅力、というのもそういう天然の良さという面が大きいですよね。妙に削って磨かない魅力。むしろ右利きに矯正なんてしてはいけない。タレントとしての魅力も削れてしまいますよ。そういう努力はスマップのメンバーがするのが相応しそうです。

横澤さんも名の知れたプロデューサーだったかも知れないけども、少なくとも今やタレントの個性を見て育てる能力の無いタダのお爺さんだなと思ったよ。


左利きを右手に矯正すると良くないという話もありますね。発達障害になるとかどもりになるとか聞いたことがあります。今でも是非両論あるようなのでカッチリとした根拠は無いんでしょう。けれどもそういう「直すと良くないんだよね」というのもまた、直してしまった身にしてみれば余計なストレスの一因になることも確実なわけで、私も少年期は気にしたりしました。利き腕のことは放っておいてあげなよ。そっとしてあげなよ。直せ直せというのも止めて欲しいけども、できれば、「直すと良くない」というようなことを脅迫的な論調で語るのもまた、勘弁して欲しいね。


こっからまた関係ない話だけども。切込隊長ブログ。

切込隊長BLOG(ブログ): 左利き差別「炎上」に見る書き手と読み手の美しい距離感

私はそもそも炎上コメントなんてあんまり読まない。不愉快になるから。しかしこれはどうだ。炎上コメントいじり芸。見事な手際による調理で不快が消し飛んでいる。素晴らしすぎ。さらし者を叩いているものがまた逆にさらし者になるという転換。

そしてまた、炎上をさらに煽ってるように見えて応力のような逆方向の力を感じてしまいます。なんていうか、むしろ抑止力として働いているような。炎上だとかネットイナゴだとか、そういう対策にモラルを説くより規制をするより真っ当な抑止力があるとするなら、こういうやり方なんじゃないかな、というような。

追記:国分太一さんはもともと右利きで、箸だけ左なんだそうで。それもらしいといえば、らしいような気もします。

コメント (4)

アドミィ:

ほほう、メントレ結構見ているけど、ぜんぜん気づかなかった(苦笑)
だいたいそもそも、左で箸とかを右手に矯正するのは
そもそも躾じゃないんじゃなかろうか(根拠レスです)。
単に、右利きが人口比率的に多くて
道具も基本的に右手用のものが多くて(今でこそ左手用ってのがありますよね)
だから、そのあたりで不自由しないように、ってことなんじゃないかなぁと。

私、右利きでございますが、そりゃもう字を書くのが下手(?)で
右利きなのにですよ?ノートには書いた文字をこすった後やら
当然、右手の小指付け根、辺りは真っ黒になったりですね。
だから漢字の書き取りは大変嫌いでした。
(むしろ左利きの人の方が汚れなくていいなぁと思っていたものです)
(つまり僕は字を書くときに小指付け根を紙に接地させて書くんですね
 コレやると汚れるわけだけど、皆、上げて書いてるのかなぁ・・・)

左で食べると、どの辺りが不躾なのでしょうねぇ・・・。
(まぁ、どうでもいいことですが・・・)

metro:

そうですね。道具は右用が主体ですからね。自販機のコイン投入からして右用だし、自動改札機とかもどうなんだろう?右利き用なのかな。私は利き腕とは別の理由(右利きでも携帯は左で持つでしょ)で左にかざしたいんで、そういうのも作って欲しいよ。

PCとか海外から流れてきた製品は、両対応が多いですよね。マウスとか。キーボードはむしろ左利きのほうが扱いやすそうな気がします。[cntrl] + [c] / [x] /[v] / [z] / [a] とか全部左だし。打鍵数の多そうな[s] [t] あたりも左だし。日本語はローマ字入力でもうまいこと右の打鍵が多いような気がします。

天ちゃん:

私自身は右利きですが、子供の頃から左利きの人に憧れて、左でいろいろ何かしようとした時期もありましたねえ。

metro:

そういえば、ポジティブなほうの言われ方では「左利きは器用」と言われてましたね。

左手で字を書く様子とかは確かに器用に見えるかも。それが器用ということかどうかは別としても。

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