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私的水虫史

父が死んで10年経つか。経たないか。いずれにせよ、ずいぶん経ちます。

遺書らしい遺書もなく、生命保険は母の生活の役にたったろうと思うくらいで遺産らしい遺産も無く、今自分の手元にある父のものというと古いカメラや三脚だとか、玄翁や螺子回しのような、価値の無さそうな実用品が幾らかある程度です。

世の中には、負の遺産というのもあるのをご存知でしょうか。親の借金を引き継ぐとかそういうことです。しかしこれは必ず引き継ぐ必要はなく、相続拒否も出来る。拒否すれば、普通の遺産も相続は出来なくなりますが、負が大きければ相続しないというのが一般的なんでしょうかね。

しかし拒否できない負の遺産というのもあって、私も受け継ぎたくはないのに受け継いでしまい、返済までに長い時間を要しました。

水虫はナゼなかなか治らない? | エキサイトニュース

「しっかり3カ月くらい薬を塗れば治りますよ」という先生の言葉を信じて薬を塗り続けたがこれが一向に治らない。

一時期、足が遠のいたり、別の病院に浮気してしまったことはあるものの、基本的に同じ病院で2年は治療しているが全くダメだ。

全く同感。治らない。本当に治らない。薬を塗っては快方に向かい油断すると復活する。そんなことの繰り返しです。

学生の頃、母が怪しげな民間療法を薦めるのでそれに従い、毎日酢を温め金盥に注ぎ足を漬けるということもしました。特に薬局に行く必要もなく、しかもそれなりの効果があるような感じがしたのでしばらく続けてましたがこれを続けるのは非常に困難。水虫や各種不潔な病気を凌駕して足が臭くなるのです。酸っぱい臭い、ではなく酢そのものの臭いが漂ってきて学生とはいえ社会生活に不安を与えるほどのものだったので続きませんでした。酢を火にかけタライに注ぎ終われば漏斗で瓶に戻すという手順も面倒で、鼻を突く酢の臭いに辟易して気が沈むというのも続けられない一つの原因でした。

怪しげな民間療法はさすがにそれっきりですが、あとは液状や軟膏の市販薬を試しては治りかけたり治りが悪かったりいずれにしてもやがて復活、という繰り返しをどれくらい続けたでしょうか。治らなくても致命的な症状にならない。普段は人目に触れない。そういう病気へのユルい認識も、ずるずると不本意な共存を続けてしまう一因になってしまったことも否めません。

文字通りの腐れ縁、不潔な関係を非難され家族不和の原因になってはならないと一念発起し、汚れた過去の清算をすべく皮膚科の先生に診てもらいました。手渡されたのは白い小さな錠剤。それを一日一粒飲む。なんでも非常に稀に副作用がでる可能性があるとかで、先生から細かい説明を受けましたが普通なら心配ないとのこと。それを毎日、飲みました。

実は水虫が根絶しない原因は、爪にあったのです。いわゆる爪水虫。爪が厚く脆くなり、皮膚を直しても結局それが治らない限りは根治しないという。そこから復活してくる。だから爪をとにかく治さない事には話は先にすすみません。

爪の水虫に関する情報サイト 爪ネット/ノバルティスファーマ株式会社

皮膚科に足を踏み入れてからは、変な話、皮膚は無視。爪のみを気にして。でも特に何もすることもなし。毎日一粒の錠剤を飲むだけ。足の爪という末端の、消耗パーツの治療に飲み薬というのもどうなんだろうと思いながらも継続。

一ヶ月もすると、皮膚が綺麗になってきました。三ヶ月もすると、厚く脆く爪には見えない爪になってしまった足の中指もほぼ綺麗に。しかし残念なことに爪に問題があるのは一本ではありませんでした。小指が治らない。爪の代謝スピードが遅いので時間がかかるとのことで更に継続治療。合計5,6ヶ月も継続したでしょうか。全ての足の爪及び皮膚は綺麗に。スッキリ。

こういう治療に限ったことではありませんが、決められた簡単なことをキチッと継続してやっていれば、案外解決は難しくないものだとか思いました。ダイエットとかもそうだし。