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渋谷の建築8:渋谷駅南口連絡通路

Photo by PDA

最近、専門学校の学生によるペインティングが施されました。テーマは春の小川だそうで。場所はコチラ。

しかしどうなのかこの絵は。専門学校の生徒が自発的に描いたわけではないだろう。もしそうなら課題に縛られすぎ。もしくはクライアントの意向を汲みすぎ。原画は学生とは無関係なのかもしれない。ありえないほど古臭すぎる絵柄だしね。

なんでこういう絵を描かせたのかというのはなんとなく想像がつくところ。落書きを描かせないためとか。渋谷は落書きだらけの街ですからねぇ。

たとえば、南口からしばらく歩きますが、ココとか極めつけにすごい。並木橋ガード下トンネル。

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折り重なるように字に字を重ねたコンクリートのトンネルは、もはや消す人もない無法地帯に。

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しかしここでは、たびたび撮影が行われているようで、レフ版を持った男やカメラマン、スタッフに囲まれたモデルという風景を何度も目にしました。ロケの名所なのかもしれません。

それにしても春の小川。

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これを描けば、学生の作品の上に落書きをするという酷いことはまさかやらないだろう、という目論みは上手くいくかもしれませんが、同時に撮影しようと思う人もいなくなるでしょうね。

学生の作品と落書きと、価値はどっちがどうなのか。落書きをさせないために落書き以下の…いやいや、左翼系政党のオバチャン議員センセイにはウケのいい絵なのかもしれませんね。

ところで、何故春の小川がテーマかというと、童謡「春の小川」は、渋谷川の源流、河骨川をモデルとしているから、というわけで。渋谷川は、この地下通路のすぐそばを流れる、いや流れない、水溜りのようなどぶ川で、その源流は宇田川(現宇田川町)を遡り、代々木八幡近辺にあたります。代々木八幡駅近くに歌碑もあります。

渋谷川・古川流域連絡会 : 渋谷川・古川流域図

渋谷川・古川流域連絡会 : 春の小川

で、童謡の春の小川も、じつは歌詞は全くオリジナルではないんですよね。何度か改変され、時代によって姿を変えています。

春の小川 - Wikipedia

この曲の歌詞は2回改変された。このために世代によって覚えている歌詞が違うという問題ができた。

そういうことを踏まえて改めて絵を見ると、一段と感慨深いものが、ええと、ありませんね。

ちなみに現在の;春の小川;渋谷川。

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