MetLog

スメルキラーの効果

Amazonでも人気のジロンカ・スメルキラー。穏やかな効果の臭い消しです。

特殊な?ステンレス製の円盤を水に半分漬けておくだけで脱臭効果があります。タマネギや灯油などの手に付いた匂いは、石鹸のように手でこすりながら水洗いすると効果あり。使用による劣化がなく、半永久的に使えます。

ジロンカ スメルキラー クラシックセット 【ブラック】
zielonka (ジロンカ)
売り上げランキング: 1390

詳しい解説ページはこのへんかな?

ジロンカ・スメルキラーのページ

デザインと、今までにない面白さに惹かれて去年買ってみました。ステンレスの円盤はズシリと重みがあり、表面はヘアライン処理に見えますが、そうではなく細い溝がキッチリと刻まれています。効くかというと効いてるような感じ、特に手についた匂いはこすることでよく落ちる…ような気がします。覿面な効果はないそうですが、評判としては効果があるという人が多く、しかし無いっていう人も少なからずいるようです。

ところが、こんなニュースと話題。

[悪徳商法?支店]: 「スメルキラー」に公取委が排除命令

代理店のサイト(コラムジャパン株式会社)でも、先頭部分に「お知らせ」へのリンクがあり、リンク先は公取委の排除命令に従うお詫び広告。

公正取引委員会からの資料提出の求めに従い、表示の根拠として複数の機関による試験報告書等の資料を提出しましたが、それらの資料は当該表示の裏付けとなる合理的な根拠を示す資料とは認められず、当該表示は、右記3商品の内容について実際のものよりも著しく優良であると示すものでした。

しかしこれ、画像なんですよね。しかもオフィシャルページは右クリック禁止処理をしています(ただしタブ型ブラウザやブラウザの種類によっては無意味)

なんで画像なんだろう?引用はしにくくなるし、検索にもかからなくなるし、そういうことを狙ってるんでしょうか。なんにしてもあまり誠実な態度には見えません。

ところで、そんなお詫び広告/告知を集めたサイトってのがあるんですね。面白いところに目をつける人ってのはいるものです。

お詫び広告ログ


実は私は、当初から「ステンレスの分解効果」というのには疑問を持ってました。よほど特殊な合金でもないようだし、仮にそんな効果が嘘ではないとしても、既知の平凡なものの組み合わせで素晴らしい効果を発揮するというのは、正直考えにくいじゃないですか。ステンレスの流し台は消臭効果に優れているなんて話も聞きませんし。

とはいえ結構売れてるようですし、効果があるという人もいて、効くには効くというのは間違いないでしょう。何故か?キーは「水」ですよ。水。そしてあの、表面の細かいスリット状の溝。

直接手でこすって臭いが落ちるということですが、水の効果(後述)と、表面の細かい溝が、よい形状のタワシでこすってるようなもので、手の臭いを消すことの説明はつきます。タワシでこすり、さらに石鹸を使わないことで、より脱臭効果を実感できるわけです。

そして通常使用時の脱臭効果。これもポイントは水です。細かい溝によって表面積の広くなったスメルキラーを水につけ、毛細管現象によって水が吸い上げられ、うまい具合に蒸発を促進します。そうして拡散した水蒸気が、臭いを吸着するのです。

そして水ですが、臭いが無くなるだろうと思った人にはそのような効果が増し、もとよりそのような効果に懐疑的な人には、そのような効果を発揮しないんです。水ですからね。心を投影しますよ。そう考えれば、効果があるという人とそうでない人がいることも説明がつきます。え、水が考えを投影するって、おかしい?そんなことはない。みんなそう言ってる。小学校の先生だってそう教えてる、あたりまえのことですよね。

このサイト一見さん向け追記:

特に後段は冗談です

コメント (12)

つじ:

本来文書データのままでいいはずのものをあえて画像にするのは、ご推察の通り、検索エンジンのキャッシュに残らないようにするためでしょうね。数年前から、企業のお詫び告知は画像ファイルとして掲示するという事例を見かけます。その態度いかんで、『いさぎよさ』の度合いが読み取れるのではないかと思いますね。本当に反省している会社なら、普通のHTMLテキストかPDFだと思いますよ。

ところで、当該製品、アマゾンのレビューをみると、やはり以前から効果なしの指摘が結構ありますね。当たり前ですが。水と酸化チタンの触媒反応(これは本物)あたりにヒントを得てでっち上げたインチキ商品でしょう。そもそもステンレスは表面に化学反応しにくい膜が自然にできる合金で、そうであるからこそ、さびにくいのです。化学反応しにくいことを特徴としている材料で、分子の分解って・・・ 凹凸のあるステンレスの基盤の表面に、触媒となるような物質を塗ってあれば、話は別ですが。

metro:

お金を払った人は効いたと言い勝ちだし、使ってない人は情報から「効かないに決まってる」になりがちで、両方があって、実際効くかどうかは留保しておいたとしても、誠実さに欠く売り手というのは一つの判断基準になるんじゃないかと思います。

仮に、効果があるものだとしてもそういうところのものを買うのは薦められないですね。

あとアマゾン評では「水を入れ続けるのは困難」との意見もありましたが、冷蔵庫内や乾燥してる場所ならたしかにそうかも。ウチは洗面所に置いたせいかそれほど困難ではありませんでしたが。

うまく数値で出る実験をすればいいんですがね/たとえばキムコのような活性炭系を100としてゲル系脱臭剤などと比べるとか。あと水入りコップとの比較も。

つじ:

においを客観的の測定するのは難しいですが、少なくともにおいのもとになる化学物質の濃度を測定することなら正確に測定できますから、においのもとになるいろんな物質ついて、その濃度が減少するスピードをデータとして示せれば、効果の有無や高さを示せると思いますし、公取委も納得するでしょう。

とはいうものの、「分子を分解して原子に」なんて宣伝をしている時点で、ダメだと思いますが。いや、確かに、本当にそれができるなら、灯油のにおいなどはほとんど完全に消えるでしょう。でも、ダイオキシンを分解するプラズマ発生器じゃあるまいし、そんな過激な器具だったら、たとえ効果があるとしても一般個人に売っちゃいけませんって。

ちなみに、水と聞いて、ああ、あれのことかなと思ったのは、前のコメントに書いたある種の触媒のことで、こいつは紫外線を受けるとそのエネルギーを利用して水を分解し活性酸素を作ります。これが、においのもとになっている物質を酸化して簡単な構造の分子に分解してしまう、というような話は本当にあります。灯油の蒸気は、最終的には炭酸ガスと水蒸気になると。でも、人間の手に活性酸素を含んだ水を与えてにおい消しってのは、洗剤で洗う以上にひどい肌荒れになりそうな気もしないでもありません。においの物質を分解してしまうなら、皮脂だってタダではすみませんから。

metro:

においは、アンモニアを利用する実験があるそうですが、アンモニア由来でないにおいもありますから、なかなか難しいようですね。健康食品や育毛剤、ある種の自動車部品に通じる感覚商品、ですかね。

こういう勧告があってもやっぱり売れるんだろうなぁとか思いました。

oto:

ステンレスソープはわりかし効果あると思いますよ。
魚をさばいた後の手の臭いってなかなか消えないんですが、石鹸をつけてステンレスソープなでつつごしごし流水洗いするとけっこう消えますし、なにより今では100均で買えます。
しかしこれで万全って感じではなく、あ。消えたかな、って程度なんですよね。~~うー、もしかしたら気持ちの上でなのかも?ただこの手の金属に水注ぐだけでオッケーってな消臭グッズはだいぶまゆつばものって感じがします。

metro:

体感効果は、私も感じました。効果あるなぁって。

でも、川原の石ころで同じことをやって比べて試したわけではないし、「効果があるに違いない」と思ってやれば、本当に臭わなくなったりする、人間の感覚なんて、そんな信用のおけないものなんですよね。

上手くやれば、見たくない物は見えないし聞きたくない音は聞こえない。そんな五感のうち、嗅覚は一段と主観に左右されやすいからなぁ…

この手の商品の体感効果を語りだすと、売り手の思うツボかな。やっぱりキチンと評価できるやり方を試すしかなさそうです。

metro:

自分的関連。

事象の地平線::---Event Horizon--- :: なぜ「ゲルマニウム(健康グッズ限定)」の効果がまったく期待できないか
http://www.cm.kj.yamagata-u.ac.jp/blog/index.php?logid=3900

つじ:

「運がよくなる象牙製の印鑑」とか「金運のつく蛇革の財布」なら、買っても金を無駄遣いしたというだけですが、単純に言ってゲルマニウムは鉛の親戚ですから、不健康になりたい人以外は係わり合いにならないほうがいいです。腎臓障害で死人も出ていたはず。におい消しのステンレスよりも、ずっと罪は重いです。

ゲルマニウムうんぬんの商品を売っている人たちって、10年以上前から、「タキオン入り靴下」とか「バイオセラミック」とか「波動なんとか」などのニセ科学製品を売り続けている人たちで、同じ写真と説明文を商品名ごとにちょっとだけ差し替えて使い続けているだけじゃないかと思います。

metro:

ゲルマニウムは温泉->健康 の連想っぽいですね。
あと1/fゆらぎとかマイナスイオンとか。この辺の話題はありふれてますね。

ばびょ:

スメルキラーには、
靴の中に入れるシュースメルキラーというのがあります。
これは足の裏からでる汗を使って消臭するのですが、
抜群の効果があります。

これは、「水」が消臭していないという証拠ではないでしょうか。
会社の靴箱にもでかいのを置いてますが、効果は抜群です。
(水がなくなるとにおってくるので、臭いで水切れが分かるほどです)

これの欠点は消臭スピードが遅いということでしょうか。

通りがかり:

コラムジャパンとジュピターショップチャンネル。
この2社が説明できるというほうがオカシイですよねw
輸入して販売してるだけですから・・・

ということで排除命令=効果ナシと決めつけるのは間違いですよ。

metro:

なるほど。そうですね。効果が無いから排除命令、ではなく、
効果があるという根拠もないのにあたかも効果があるかのように販売していたから排除命令なんですね。

コメントを投稿

(いままで、ここでコメントしたことがないときは、コメントを表示する前にこのブログのオーナーの承認が必要になることがあります。承認されるまではコメントは表示されません。そのときはしばらく待ってください。)