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「インターネットは世界への窓」

10年以上前。まだインターネットが一般的でない頃。書籍では「こんなサイトもあるよ!」とホワイトハウスや首相官邸のサイトが紹介され、メールで直接大統領とコミュニケーションをとった話が語られ、興奮混じりに、インターネットは世界への窓だ、と書かれていました。

「世界への窓、ねぇ…フフン」

暫くして実際に見て触れて、ネットサーフィンにハマり楽しみを知ると、「インターネット」とは便利で楽しいものだけども「世界への窓」というのはいささか大袈裟だと思うようになりました。だって日本人だもの。日本語のサイトを見るのがほとんどさ。逆に、日本語のサイトなんて、外人が見てもワカランでしょう。…たしかに、PCを持って外国に行っても、自分のサイトやいつも見てるサイトはリアルタイムに見ることができるだろうけど、だからといってワールドワイドでグローバルなものかというと、とてもそんなことはないよ。

当時、よく日本の「ホームページ」には”Japanese Only”と書いてありました。「外人は来るなよ。日本人専用なんだから。」というニュアンスよりも、「もしかして間違えてやってきた欧米の人よ。ここは日本語のサイトなんだよ、読めないと思うけど英文は用意してないんだ、ゴメンよ」というすまなさのような気持ちから出た言葉、というのが大方の気分だったんじゃないでしょうか。

やがて、和製英語のみょうちきりんさ丸出しの「Japanese Only」という言葉も、数を減らしていきました。Googleで調べても「『Japanese Only』なんて妙な英語はやめよう」と主張しているサイトが上位に来ますが、それもまた古いサイトです。

…そして今。

やはり日本語で書き、日本人が読むサイトが、ここそこに溢れています。そういう私もその一人。日本語で書き、読むのもほぼ日本人であろう、と想定して書いています。グローバルでワールドワイドでインターナショナルでボーダーレスに情報を発信!なんて微塵も思ってません。

ところが。最近。

アクセスを解析し、どういうふうに見られているか(おもに不穏な大量アクセスがないか確認)、というのをチェックしてデータをぱらぱら見ると、たまに…本当にたまに、ですが、外国語圏から見られてる方もいるわけです。ページ翻訳で、韓国語であったり、中国語であったり、英語であったり。韓国語や中国語は今ひとつわかりませんが、英語に全文翻訳された自分の文章を見るとちょっと驚きます。直訳っぽいながらも、結構正確に翻訳してるっぽい。そして外国語圏から読んでる人もいるもんだなぁと妙に感動。

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「世界への窓」…鼻で笑ってたけども、いまやそれも、あながち間違いではなくなってきているんですね。

もっと滑らかな言葉でページ翻訳が出来るようになると、「英語対応」という限定した対応でなく、どこの国の言葉も対等でありながら情報が広く流通できるようになるんでしょうか。