今のところの私の理解と解釈。誤りの指摘歓迎。
郵政民営化反対派の意見
郵政民営化反対
ざっくり見ても論として稚拙で子供だましな話が目立ちました。「郵政は自立して黒字だよ!」と書いた同じページの数項下では「多くは赤字局を抱えてかつがつ黒字なんです」みたいな相反する言い訳を引いてたりします。
「××だったら賛成なんだが、政府案には反対」という総体として賛成しつつ具体策として反対みたいなことを言う人が実は族議員でバックボーンを踏まえてみても単純反対派の偽装だろうと思える件もあり。
「民営化すると、赤字であっても必要な地方の郵便局が消える」というアオリもどうか。そんなに単純な目先の利益追及だけではサービスが立たないのは民営企業であっても同じことだと思うんだけども、事態の単純モデル化の一本槍は説得力がない。
無駄に集中した郵便局過密地帯(ここらへん?)の整理とかすれば、赤字を切るまえに黒字が増え、それによって赤字を無理なく支えることも可能になるはずでしょう。赤字でも必要な局の処分よりも無駄な部分の整理、民営化でまず行われることはそういうことのはずです。普通の会社ならそうするでしょう。ものの両輪を隠す論法で煽っているように思えました。
郵政民営化は重要ではないという意見
民営化よりもっと重要なことがある、とする意見には、では何が重要かという説明がまずなされないのが最も弱いところ。民営化は最重要課題では無いとする意見があっても当然いいのだけども、それに代わる意見がないということはつまり、単に反対したいだけではないかと。反対したい理由を説明できない(あるいはしたくない、恥ずかしくてできない)ということを自ら吐露しているようなものではないかと思いました。
綿貫氏は綿貫民輔Official Web : Monthly News7月の中で全国電話世論調査の結果を引いて、民意は民営化を重視してないと主張していますが、それはどうでしょうか。
民主党は、当初「民営化は重要な課題ではない」と言ってましたが、空気を読んで「民営化は大事、でも自民党とはやり方が違うよ」に変えました。そうしないと票が集まらないと読んでの打算的な転換なんでしょうが、打算的ならばそのリサーチは冷静なものだろうと思えます。つまり国民の動向として「民営化大事、しかも賛成だよね」という意見を無視できなかったわけです。
ところが綿貫氏は、国民は民営化を望んではいないといいます。彼のいう国民とは、誰のことでしょうか。少なくとも私や、このブログにコメントをくださるような方は彼にとっては国民ではないわけです。
その綿貫氏を代表に、新党が結成され、あろうことかその名も「国民新党」でした。TVを見ると綿貫氏は、水戸黄門を気取ってか、黒光りする印籠に金文字で「国民」と書いてあるものをかざしていました。彼はきっと、国民の代弁者で、民意を国政に反映させる人なんでしょう。彼のいう国民がどれくらいの数なのかは、選挙が終われば具体的な数として判ろうというものです。
では、郵政民営化をすれば良くなるのか?
反対派の意見でよくあるのが、民営化によって外資に利益を持っていかれる(=賛成派は売国奴)という意見ですが、読み替えると、金ヅルを取り上げられる悔しさがよく出てるなぁと思います。郵政は金ヅルである。そう、もろに言ってるように読めてしまうのですが、皆さんはどうですか。
郵貯とかそういう形で集まったみんなのお金を、借りるという形で自由に使って、道路公団だとか土建屋さんだとかに撒いては、閑散としていた田舎もにぎやかになったりならなかったりで、どうだ俺にまた投票してくれたらもっとにぎやかにするぞという従来の循環構造は不味いとは思うけれども、それを糺せばよくなるのかというとそうでもないらしい。少しよくなるかもしれないらしい。より悪くなるという説もあるらしい。
郵政の問題の根っこはつまり、経済の問題なわけで、掘り下げると、ぼちぼち切羽詰ってきた赤字まみれの財政の再建、不況の脱出というなんとも難しい経済改革をどうやるかという巨大な氷山の水面に出た頂点が民営化問題、みたいな感じのようですが、さてその頂点を崩すと、残りの氷山はどうなるのかは不透明なようです。
リフレ政策の勝算が知りたい(政局メモ・8)経由でBI@K:writings:余は如何にして利富禮主義者となりし乎 目次を読んだのですが、難しくてよく判らなかったことを白状しておきます。ウェルマックスの悪魔~切込隊長BLOG(ブログ) - 「これは」と期待するものが伸びきらず、期待してないものが成果を挙げる件について とか読むと一層解なし、という感じも。
現在、専門家や学者が一般人がまったく理解できないレベルの高度な研究をしても、経済なんてコントロールできる段階ではないだろうとは思います。デフレ状況からちょっとだけインフレにしてみる、なんてできるんでしょうか。難しい理論を理解している人にだって簡単には答えをだせない。というより出ないでしょう。答えが出てれば各党きそって「それやる!俺がやる!」って言ってるはずだし、すごく簡単ですからね。正解はきっとありません。それでもなんとか方策を立てて、何かのやり方に賭けて乗るには、専門家を頼み「外す」可能性も飲み込まねばならないのだろうと思います。
少なくとも2000円札出したり半そでシャツ着たりしてなんとかしようとしている政治家(これは各党同レベル)にどうにかなるような問題じゃない。じゃぁ誰が何をしようとしているかというと、郵政民営化から続く設計図を作っているのは竹中大臣なんでしょう。そう、これは自民党の信任投票ではなく、竹中大臣の信任投票なんじゃないかと。彼に任せてお願いしてみるか、どうか。
そういう側面でみると、民主党や他の政党の経済政策担当者は見えてこないし、心もとなさ過ぎるという点が一番問題ではないかと思うようになってきました。
いまのところこんな感じで捉えてます。ハズしてるという指摘があればコメントへどうぞ。引き続き勉強(?)中。